マンション売却のデメリットについて

マンションは、一般の戸建て住宅とは異なり、各区分所有者間の共有関係にある共用部分、敷地、それに専有部分(各お部屋のこと)の3つから構成されていて、権利関係が非常に複雑な不動産です。

築浅のマンションですと、たとえ管理の状態がそれほど優れていなくても売却価格は高くなるでしょうが、築20年、30年と経過していくと、マンションの売却価格がどんどん下がっていくのが一般的で、売りたくても買い手が付かず、しかも管理費や修繕積立金といったマンションの共用部分を維持するための費用が毎月かかり、維持していくのすら大変ということは間々ある話です。

中古マンションの取引相場を見ていると、築年数と売却価格との間には、反比例に関係のあるのが見て取れ、新築から築20年くらいの間に取引価格は急速に下落していき、その後30年から40年くらいの物件では価格の下落幅が緩やかになっていくという全般的な傾向があります。

もちろんこの話は中古マンションの相場を俯瞰した上での話であり、マンションの立地状況や管理のあり様によって、売却価格に大きな違いが生じてくるのは確かですが、全体的な傾向としては上のような傾向が見て取れます。

したがってマンションを売却する場合は、新築マンションを購入して、これを20年程度運用し、売却するのは一般的な傾向としてはリスクが大きく、デメリットが多いと考えられ、中古マンションを資産として運用する場合は、25年から30年程度経過して、価格の落ち着いたマンションを購入し、これを運用していくという方法があまり知られてはいませんが、リスクが少なく、無難な運用方法であると言えます。

必ず得をするわけではない

マンション売却のデメリットとしては、売却価格が購入価格を下回る可能性があるということです。

元々マンションの価格は変動制となっており、そのマンションが年数を重ねることに安くなる傾向があります。

また新しいマンションが出来てしまうと、その都度値下がりする可能性もあります。
後は景気動向によっても変動することがあるのですが、こうした理由によって、マンション価格が買った時よりも安くなる可能性は十分にあります。

もう1つ問題があるとすれば、売却した後にトラブルが発生することもあることです。
本来であれば購入者が異議を申し立てるということは無いのですが、十分な説明がされていなかった場合、購入後に文句を言われてしまうということです。
こうしたリスクを背負うことにはなるのですが、この2つ以外に、目立ったデメリットは存在しません。

売却するということは、お金を得るということになります。
確かに色々な手数料を支払ってしまうと、思ったほどお金は残らないかもしれません。
しかし、これ以上価格が下がってしまうと、更に損をすることになります。これを抑止するだけでも、それなりにメリットは生まれるのです。

マンションを売却し、新しい場所で生活をする際に、何らかのトラブルが発生する可能性もあります。
これは売却に関するデメリットではありませんが、売却後に発生する可能性のあるデメリットと言えます。
このような問題を乗り越えなければ、マンションを売却するのは控えた方が良いかもしれません。